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FBA納品は怖くない!初心者でも完璧にできる「梱包とラベル作成」の手順徹底ガイド
納品作業は正確さが命!この手順でミスなく倉庫へ送りましょう。
こんにちは!ベテランAmazonセラーのありさんです。
商品のリサーチが終わり、いよいよ在庫を仕入れたあなた。次に待ち受けるのは、Amazonの倉庫に商品を預ける**「FBA納品」**という作業です。
「ラベルの種類がたくさんあって難しそう」「間違って納品したらどうしよう」と不安に思う必要はありません!FBA納品は、正しい手順とルールさえ守れば、誰でもスムーズに行うことができます。
この記事では、Amazon販売の核となるFBA納品について、梱包とラベル作成の2つの重要ポイントを徹底的に解説します。
1. FBA納品準備の前に:必須の確認事項
納品作業を始める前に、Amazonが定めているルールを必ず確認しましょう。これが後のトラブルを防ぐ鍵となります。
🚨 1-1. 販売不可商品の確認
販売する商品が、Amazonの倉庫で取り扱いが禁止・制限されている商品でないかを確認します。
💡 : Amazonには**「危険物」や「温度管理が必要な商品」**など、FBAで取り扱いできない商品群が明確に規定されています。(出典:Amazonセラーセントラル「危険物に関する規約」)これらの商品はFBAを利用できません。
1-2. 必要な備品の準備
正確な納品には、以下の備品が必須です。
- プリンター: ラベルを印刷するために必要です。レーザープリンター推奨(インクジェットでも可)。
- ラベル用紙: FNSKUラベル用のA4 24面ラベルシール(または類似サイズ)。
- 梱包材:
- ポリ袋(商品個包装用)
- プチプチ(衝撃緩和材)
- ガムテープ(透明テープよりもクラフトテープや布テープ推奨)
- 丈夫な段ボール箱
2. ステップ1:商品の梱包と個別の準備
納品作業は、商品一つ一つを丁寧に準備することから始まります。
📌 2-1. 個包装(ポリ袋・保護材)のルール
Amazonの倉庫で商品が汚れたり、破損したりしないように、個別に保護します。
- 液体・粉末: 完全に密閉できる袋や容器で二重包装する。(エビデンス:液漏れは他の在庫に被害を及ぼすため、Amazonの規制が特に厳しいです。)
- バラバラになるセット品: 複数の商品をセットで販売する場合、**「セット販売であること」**を示すシールやテープで商品をまとめ、一つにパッケージングします。
- 鋭利な商品: カッターなどの鋭利な面は、必ず保護材(プチプチなど)で覆い、スタッフが怪我をしないようにします。
2-2. 納品時の重要用語:JANとFNSKU
ここで、Amazon販売で最も重要な2つの「バーコード」の違いを理解しましょう。
| 用語 | 名称 | 役割と貼付場所 |
| JANコード | Standard Identification Number | メーカーが付与した元のバーコード。 |
| FNSKU | Fulfillment Network Stock Keeping Unit | Amazonの倉庫で在庫管理するためにAmazonが独自に発行するID。 |
💡 最重要ルール: FBAで商品を販売する場合、JANコードは必ずFNSKUラベルで完全に覆い隠さなければなりません。(出典:Amazonセラーセントラル「納品要件」)JANコードが読めると、誤った商品として処理される原因になります。
3. ステップ2:2種類のラベル作成と貼付
納品に必要なラベルは大きく分けて2種類あります。
A. FNSKUラベル(商品ラベル)の作成と貼付
これが、商品のJANコードを隠し、Amazonの在庫として認識させるためのラベルです。
- セラーセントラルで作成: 納品プラン作成中に、Amazonが商品のFNSKUを自動で発行します。
- 印刷: FNSKUを印刷し、1商品につき1枚のラベルを作成します。A4 24面などのラベル用紙を使用すると効率的です。
- 貼付場所:
- 元のJANコードを完全に覆うように貼る。
- 商品のパッケージの平らな面に貼る(曲面に貼ると読み取りにくい)。
- 透明なテープで上から覆わない(スキャンに影響する場合があるため)。
B. 配送ラベル(外箱ラベル)の作成と貼付
Amazonの倉庫が、誰から、どこから、どの納品プランの段ボールが届いたのかを識別するためのラベルです。
- セラーセントラルで作成: 納品プランの最終段階で、運送業者(ヤマト、佐川など)を選択すると、**「外箱ラベル(配送ラベル)」**が発行されます。
- 印刷: 1つの段ボールにつき2枚印刷します。
- 貼付場所:
- 段ボールの側面と天面の2箇所に、剥がれにくいようにしっかりと貼付します。
- 継ぎ目に貼ったり、段ボールの角を覆ったりしないように注意しましょう。
4. ステップ3:段ボールへの梱包(箱詰め)
準備した商品を段ボールに詰めていきます。
📦 4-1. 梱包のルール
- 過剰な隙間をなくす: 配送中の破損を防ぐため、商品と段ボールの間に隙間ができないように、新聞紙やエアパッキンなどの緩衝材をしっかりと詰めます。
- 箱のサイズ: 運送会社の規定(縦・横・高さの合計など)を超えないようにします。(エビデンス:Amazon指定の配送業者を利用する場合、サイズ制限は厳守です。)
- 重さの制限: 1つの段ボールの総重量は15kg以下にすることを推奨します。(出典:Amazonセラーセントラル)15kgを超える場合は、箱に「重量超過」などの警告ラベルを貼付する必要があります。
4-2. 納品先倉庫の確認
納品プランの作成時に、Amazonが自動的に納品先の倉庫(例:川越FC、大東FCなど)を指定します。
- 注意点: 納品プランで指定された倉庫以外の場所に送ると、受領拒否や処理遅延の原因になります。外箱ラベルの住所と送り状(運送業者の伝票)の住所が一致しているか、発送前に必ず最終確認しましょう。
🚀 まとめ:完璧な納品で販売をスタート!
FBA納品は、最初のうちは手間取ることがあるかもしれませんが、慣れてしまえばルーティンワークになります。
| 作業フェーズ | 重要なチェックポイント |
| 商品準備 | FNSKUで元のJANコードを完全に覆ったか? |
| 箱詰め | 段ボール内の隙間を埋め、破損対策は万全か? |
| 発送 | 外箱ラベルと送り状の納品先倉庫は合っているか? |
さあ、次は実際に納品した商品がAmazonの倉庫に入り、販売がスタートするのを待つだけです!

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